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USBバスパワーブースト
USBバスパワーブースト UC-BST
  • USB機器をハブを通して複数台使用していると、たまに突然機器が停止する
  • USB機器を本体の起動時から接続していれば問題ないのに途中で繋ぐと電源が入らない
こんなトラブルに悩まされたことはないだろうか。これは一時的な大消費電力にUSBの保護回路が働くことによるもののことが多い。つまりブレーカーが落ちたわけだ。こんなトラブルを解消してくれるのがこの商品、株式会社バッファローのUC-BSTだ。

Studio Radishでは以前PDAを用いたシステムを周辺機器の構成から含めて開発したことがある。このときTOSHIBAのGENIOシリーズ(USBのホスト機能をもった数少ないPDAだ)とUSB機器の組み合わせを選択した。USB機器は様々な周辺機器を安価に入手できるからだ。この際生じた問題がこの電源供給の不安定さだ。PDAのようなもともと電源供給能力の低いものだからしかたないかも知れない。
しかしこの問題が生じるのは起動中のPDAに機器を差し込んだ時だけで、接続後にリセットすると問題なく使える。つまり突入電流(機器の立ち上げ時に電気で満たされていないコンデンサーなどに一気に流れ込む電流)が問題を起こしていたのだ。言ってしまえばこの問題は使用した機器の回路設計の雑さから来ている問題なのだが、結構起こるトラブルのようだ。このときは不思議なようだが、間にハブを置くことで問題が解消された。これはハブの電源制御回路がPDAのものより優秀で突入電流を緩衝してくれたためのようだ。
この話でのハブは意図せずしてこのような電流の緩衝機能を果たしたわけだが、今回紹介しているUC-BSTはより積極的に大きな電力を回路内に備蓄することで、もっと大きな電流の変化を平準化してくれるようだ。例えば『機器の合計の平均消費電力はバスパワーの能力を超えないが、最大消費電力では超えてしまう』というケースは結構多いのではないだろうか。こうした場合にも安定してその先に接続された機器が使用できるようになるわけだ。とても面白い発想だと思う。
ただ、この商品の変なところは、USBの機器側がUSB Mini-Bプラグのオスだということだ。
これは、単なるケーブルの変わりに使えて便利でしょということなのだが、よりによってMini-Bプラグだ。通常のBプラグならまだ汎用性もあるだろうにと思うが、この訳には裏がある。
つまりこの商品は同社のポータブルハードディスクシリーズのために用意されたものだということだ。専用とはうたわれていないし、他の機器の場合でも十分効果的に機能するとは思うが、商品化の理由がそもそも同社のポータブルハードディスクシリーズでこうしたトラブルが頻発したためなのだろう。だったらドライブ側の電源設計を見直せばよかったのにとも思うが、既に出回っている商品もあるだろうし、このドライブ以外にも他社の機器にも同じようなトラブルはいくらでもあるのだから商品としての価値はある。あまり凝らずにごく普通に機器側をAタイプのメスにしておけばよかったのにと思うと実に口惜しい。
さらに言えば、単なるプラグにちょっと足したぐらいの大きさになるならいざ知らず、これだけの大きさになるのならついでにハブの機能を持たせたほうが気が利いていたと思う。もしかすると、こうしたケースではハブの消費するごく小さな電力ももったいないケースもあるかもしれないが。
※注意※
この商品は「バスパワーブースト」という言葉を使用していることから足りない電力を補うかのように感じるが、原理的にそれは一時的なものであり長時間最大電流が続くような機器では意味を持たないはずだ。そういう意味で「ブースト」という言葉を使うよりは「スタビライザー」や「レギュレーター」という言葉の方が適していたように思う。
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